天下獲りから崩壊までの軌跡その3

まるで「泥舟」の土佐新体制であったが、もし仮に1期と同体制のまま2期を迎えたとしても、かなり厳しいものになるであろうと思っていた。

その理由について、第一にドワクエが強すぎること

友好同盟とはいえ、今期も天下統一を目指すならどこかで決戦は避けられないが、全鯖を通じて最強ともいわれるドワクエに勝つのは至難の技である。

第二に、他同盟から恨み、妬みをかいすぎていること

ドワクエとの共闘では、常にドワクエの後を土佐が追う形になり、我々をハイエナなどと呼ぶ向きもあった。さらに結果として天下統一を成し遂げており、その復讐を次期で果たすと考える同盟があってもおかしくはなかった。

その状況があって、この新体制である。まず大きいのはトップのりーく氏の引退、ライト氏の隠居である。外交を担ってきた両氏の不在は、前述のような敵の多い土佐にとってあまりにも大きすぎる痛手である。他同盟とまた一から信頼関係を築いていかなければならない。特にドワクエに関しては親ドワクエ派だった旧土佐幹部がごっそり抜けている。

そして音無氏らトップランカーの離脱。

最後に、旧魏武出身の盟主陣である。土佐の看板を掲げているが、陣容は魏武そのものであった。魏武という同盟は戦争でも外交でも土佐に劣り、生き残れず吸収された同盟である。それとさらに気になったのは、総本部と総司令部が存在することだ。いわば元祖と本家の争い、誰が連合盟主としてリーダーシップをとるのか、この時点ではっきりしていないことを示していた。